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2010年06月05日

想いで〜植田正治写真展

大山の麓は今の季節素晴らしい景色でしょうね
砂丘の音
境港に聞き慣れないロシア語の会話
宍道湖の朝焼け
雪の米子道

大学を卒業後7〜8年間あまり
私は山陰地方にいた

高松伸建築設計事務所在籍中
20代の頃
島根県仁摩町(現在大田市に合併)砂博物館〜
島根県立産業交流会館/くにびきメッセ〜
美保関町海の学苑(現在松江市に合併)/メテオプラザと、
島根から鳥取の公共事業の建築設計と現場監理に就いていたからだ

確か、くにびきメッセの現場竣工が目前の頃
植田正治美術館の設計の仕事が入り
私は、高松先生に同行し
植田先生のご自宅に伺った
1993年だったと記憶している

植田先生はとても大きな方で
とても柔らかい話しの仕方をする方だった

その後、何度か先生に
お目に掛かる機会に恵まれたが
美術館の建築はプレゼンテーションを行ったのみで

既に担当していた美保関町の仕事に専念することになった為
実施設計の図面は描いていないのだが
(いや、数枚手伝ったかもしれない・・・)
担当現場が近く、建設会社も同じであったということもあり
建設中も何度か大山に足を運んだ


0604.JPG


当時設計を任された、高松先生は
とてもその仕事に力を入れられ
植田先生とも同じ山陰の出身とのことで
小さな写真美術館構想は大いに盛り上がった

世界的に有名な一枚“少女四態”をヒントにした建築デザインを
植田先生はとても気に入られた

また、建築外部の人工池に
”逆さ大山”を移り込ます_という構想に
現場施工担当(竹中工務店)のKさんが、
必死で縄張りをしていたコトなどを思い出す。。。



『砂丘シリーズ』をはじめとして
植田正治先生の写真から、山陰の風景は切り離せない
日本の偉大な写真家が亡くなって10年



写真と同様に
山陰地方の厳しく美しい日本海に沿う砂丘や大山の風景も
記憶に留めておきたい


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植田正治写真展_JR京都伊勢丹7F ミュージアム
5月21日〜6月13日『写真とボク』
開催中

植田正治写真美術館
6月12日〜9月12日『写真家・植田正治のまなざし』〜雲のうつくしい日に。
開催予定
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投稿者 mochizuki : 2010年06月05日 15:40