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2010年05月28日

キレイな仕事

友人との出会いは、出張の移動中に何気に操作した
iphoneの3.5インチにも満たないモニターの中

独立したての私は思うように仕事が進まず
“人の顔を伺うような仕事”の仕方にウンザリしていた

彼の作った動く絵は、You Tubeで紹介されており
iphoneの小さなモニター越しにでも

その作品に費やした“重み”が十分に伝わってきて

それを見た私は、何だか
そても懐かしいような気持ちになった


それから、You Tube上で彼の作った、数点の作品に出会うことができた

そのメッセージ性は、
32インチであろうとiphoneスケールであろうと
私にとっては普遍であり、とても心地の良いものだった

『Elephant Santie』は色鉛筆を幾重にも重ねた濃厚かつ潔い色彩で描き出された美しいカットに
世の中の殺伐とした日常の音とテンポを意図的に排除したかのようなBGMで演出されていた

(『キレイナイロ』というタイトルでこのblogでも、2009年4月に、無造作に作者の許可なく貼付けた。)

それから、Twitterなるものを友人に教えられ
奇しくもユーザーであった前述の作家のST氏にコンタクトを計ったところ
Twitter friend "なう”という地位に現在かろうじて甘んじている。

そのST氏の最新作『算法少女』
現在、製作中とのその作風は今までの作品とは異なる“キレイ”な仕事である

相変わらず、私は何かに追われ
自分の表現や生活やアリキタリの事を背負う毎日ではあるが
あちらこちらの“キレイな仕事”に励まされ
今日もかろうじて終えることが出来そうだ





そんな私を含む
私たちにとって、心を穏やかに軽やかに導く絵画や音楽を生む作者は
ピカソであろうとモーツアルトであろうと、大切な心の友人であり

ましてや、“いま”を共有し得る映像作家のST氏は
紛れも無い大切な友人の一人なのだ



ところで今日は、ipadの日本発売日

日に日に変わる、情報媒体を手に

私たちは、どれだけ本当の友人と出会えるのか?

そして、
私はどれだけの人々の友人と成り得るのか?

今、隣に座る友人だけが
必ずしも真実の友とは限らない。。。

投稿者 mochizuki : 2010年05月28日 21:45