2010年04月22日
久しぶりに模型をつくる
どの建築家も
大概、それぞれの模型をつくる
どんなに頭を捻って、完璧に考えたつもりでも
模型を造ると
あそこにもここにも未解読な部分があったりして
慌てて図面を書き直したりする
恩師の建築家の事務所には
立派な模型専用ルームがあり
完璧なまでの模型を
プロジェクト毎、制作していた
大概
それを見たお客さんが欲しがるモノだから
事務所展示用に
後日同じものを、もうひとつ作ったりしていた
展覧会や個展では
やっぱり模型がないと華が無い
逆に、ひとつ
どでかい、恐ろしくカッコいい模型があるだけで
会場はおおいに盛り上がるように思える
模型のさまざまな構成パーツを造るのは
大概、学生かアルバイトか若手スタッフで
何日も何日も徹夜続きで
途中、先生がデザイン変更するものだから
いつも時間がなく
ゆっくり風呂にも入れない
模型が出来るまで
同じ部屋の片隅に、寝袋で仮眠だけの日々・・・
酸っぱいような匂い
ボンドや紙の匂い
あまり、体に良くなさそうな溶剤や
アクリルや塩ビ板
スチレンボードや木片の匂い
連日の作業で
首や肩、腰や目が痛くなるのだけれど
何故だかテンションだけは高くなっていく
みんなで
いつもしんどくて
模型を作るたびに
そんなコトを思い出す
懐かしいような、ちょっぴり悲しいようで
故郷を思う時にも似た
不思議な感慨・・・
投稿者 mochizuki : 2010年04月22日 16:00